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釧網本線に揺られて川湯温泉へ。終点近くの小さな温泉街に降り立つと、もう別世界だった。お宿欣喜湯 別邸すいかずらの玄関を入った瞬間、硫黄の香りがふわっと漂い込んできて、本当に温泉地に来たんだなあと実感。強酸性の珍しい硫黄泉で有名な湯治宿。この静かな空間で、朝も昼も夜も温泉に浸かって、何もしない贅沢を味わってきました。
釧網本線で川湯温泉へ、静かな温泉街に到着
釧網本線で川湯温泉へ向かった。新型コロナの影響で停止していた線区も復旧し、久しぶりの運行だ。車窓からは釧路湿原の緑が延々と続く。夏の日差しを受けた湿原は、何度見ても飽きない。終点近くの川湯温泉駅に到着。小ぶりな駅舎を出ると、静かな温泉街がひろがっていた。宿までは歩いて5分程度。途中、お土産屋さんや小さな食堂が点在している。夏の光に照らされた温泉街は、昭和の香りが漂う素朴な雰囲気で、思わず足を止めてしまった。

源泉100%の珍しい硫黄泉に出迎えられる
玄関を入った瞬間に硫黄の香りがふわっと。これだ、温泉地特有のあの香りだ。お宿欣喜湯 別邸すいかずらはこじんまりとした湯治宿で、派手さはない。けれどそれがいい。ラウンジに通されると、大きな窓からは川湯温泉街の風景が見える。コーヒーをすすりながら、ぼんやりとした時間を過ごす。正直、この瞬間がもう最高だった。強酸性・源泉100%かけ流しの珍しい硫黄泉が自慢の宿。お湯は濁っていて、湯気も立ちこめている。これが本物の温泉だ、という実感が湧き上がる。

朝も昼も夜も、温泉に浸かるだけの贅沢
朝・昼・夜と何度も温泉に浸かった。朝は誰もいない浴室で、静寂の中でお湯に身を委ねる。強い酸性なので、お肌に刺激があるかもしれないとのことだったが、不思議なことに気持ちいい。硫黄泉ならではの香りに包まれていると、日頃のストレスが溶けていくようだ。昼間は昼寝をして、また温泉へ。夜も月を見上げながらお湯に浸かる。何もしない時間、ただお湯に浸かるだけの時間。こんなに贅沢なことがあるだろうか。

毛ガニと地酒で旅を締めくくる
夜の食事は部屋で用意してくれた。毛ガニと地酒。夏の北海道で毛ガニを食べるのは意外と珍しいのだが、ここ川湯温泉ではこれが定番らしい。身をほぐしながら地酒をちびちび。毛ガニの甘みと地酒の香りが、温泉の余韻と重なって、本当に素敵な時間だった。宿を出ることなく、滞在することの大切さを改めて感じた。大人のための静かな空間で、本当の意味での『休む』ときを過ごせたのだ。
無理なく楽しむヒント
強酸性の硫黄泉は肌の弱い方は注意が必要です。温泉に浸かる前に、フロントに相談するといいでしょう。また、ラウンジでくつろぐ時間が最高に気持ちいいので、入浴のタイミングは自分のペースで。朝食は早めの時間から食べられるので、朝の温泉を楽しみたい方は早起きをおすすめします。7月の釧路湿原周辺は蚊が多いので、虫除けスプレーがあると安心です。
大人旅のひとこと
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